あれから五年が経ちました。
カフェブログなのですが、それでもやはり無視はできないし、したくないな、と、少しだけお付き合いください。
五年前、ぼくは東京は新宿にいました。生まれ育った街です。
交通網は麻痺し、帰宅困難者が街を埋め尽くしていました。
いつも何かに頼らざるを得ない「都会」と呼ばれる街では、何かが起きると人間たちは無力化します。
ぼくが働いていたお店では買い占め騒動が起きていました。
今こそ、誰かのため、を考え動くべきであるはずなのに、街に溢れていた思想の多くは「自分さえよければ」でした。
「都会」人にはまるっきり失望しました。
いつ死ぬかは分からないけれど、まだ死にたくないし、どうせ生きるならやりたいことを我慢して死ぬのはアホ臭いなと、強い揺れ、混乱の人ごみを眺めながらぼくは切に思いました。
そーして、
どうせ生きるなら、ただのコーヒーよりも、おいしいコーヒーを飲みたいじゃないですか。
そんな、いろんな気持ちを込めて、今日もぼくはコーヒーを淹れました。
ありがとうございます。
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