先日漕ぎ出した放課後カヌーでの一枚。
連日の雨は夏の淀んだ空気を洗い流し、澄み渡った空が頭上いっぱいに拡がっていました。
雲もすっかり秋型です。
恵庭岳のトップ付近に沈んでいた太陽もどんど、左(南)へ折り返し始め、日が沈むのが早まっていくにつれて秋ならではのセンチメンタルモードに引っ張られていきます。
ふっと厨房内を見渡せば、夏の闘いの跡が溜まっていました。何度眺めても感慨深くてなりません。
2016年は、冬カフェの流れを汲んでスタートしたテイクアウトモードでもって初めて臨んだ夏でした。
去年はツアー用ケーキ作りに追われ、(今年のケーキは例年通りになおさんがつくってくれています)
今年はコーヒーに追われ、どれもこれもどうにか乗りこなしてやれと気合いだけで越えました。
勿論、本業であるガイド業も疎かにはできません。手を付けることに妥協するわけにはいきません。妥協するくらいなら手を出すべきではありません。
カヌー、コーヒー、多方面から追われることで、追い込まれることでしか身につかないものは非常に多く、
そのおかげで、好きなことで稼ぐ意味や重みを改めて知るのです。
少々、長引いてしまいました。
夏はぼくらにとっては、遊ぶ季節ではなく、学び、成長の季節です。
ありがとう、夏。さらば、夏。